社会学理論・研究ノート-大昔の偉い人は何を考えたのかー


A.コント

「社会学」の創始者は、フランスの哲学者オーギュスト・コント(1798~1857)である。彼は著書『実証哲学講義』のなかで、ラテン語のsociとギリシャ語のlogosかsociology-<社会学>という言葉を作った。彼は、生産向上を図る応用科学として、経済学を高く評価していたが、当時の経済学の歴史性、全体性の欠如に不満を持っていた。それゆえ彼は実証科学としての社会学の成立を望み、独特の学問体系を示した。それは、社会を一つの有機的全体と捉え、全体的な立場から社会理論を構築しようとするものである。よって、彼の社会学は社会全体を包括する体系であり、綜合社会学と呼ばれた。

彼は、社会を社会静学(social statics)社会動学(social dynamics)という視座から分析しようとした。
前者は、人間が共存する社会の秩序の解明を試み、後者は、進歩の法則を解明を試みるものとされている。彼はこれら双方の視点から、複合的に社会を考察しようとした。

また、彼は社会の発展とその歴史性に着目した独自の分析から、三段階の法則を唱えた。人間社会の発達の歴史は<人間の精神の進化>によって支配され、それぞれ<神学的段階>-<形而上学的段階>-<実証的段階>という3つの段階によって説明した。そして、それに対応して社会の状態も<軍事的状態>-<法律的状態>-<産業的状態>へと
発展すると考えた。
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by ksnksociology | 2006-04-04 04:28 | 創始期の社会学説

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大学院入試・試験用のメモ。底本…公務員試験地方上級・国家Ⅱ種バイブル⑩社会学<新装版>(早稲田経営出版)A.ギデンズ『社会学』第4版(而立書房)など、まだまだ追加予定!
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