社会学理論・研究ノート-大昔の偉い人は何を考えたのかー


ウェーバー③(社会的行為と支配の諸類型)

ウェーバーの提示した理念型のうち、ここでは2つの代表例を紹介する。

《社会的行為の諸類型》
ウェーバーは自らの社会学の中心概念である社会的行為行為者の主観的意味に従って他者の動作に関係し、そのプロセスにおいて他者の動作に方向付けられている行為と定義した。主観的意味とはすなわち「動機」を指している。この動機に基づき、彼は社会的行為を目的合理的行為(=目的達成のために外界の動きや他者の行動を予想するような行為)、価値合理的行為(=特定の価値に従うような行為)、感情的行為(=情緒的感情によって引き起こされるような行為)、伝統的行為(=所属する社会の伝統に従うような行為)の4つに類型化した。前者の目的・価値合理的行為は<合理的行為>に、後者の感情・伝統的行為は<非合理的行為>に区分される。

《支配の諸類型》
彼は社会的行為の意味理解の1つとして、国家、教会、企業、政党など、社会に存在する諸集団に対して、支配という観点から権力と服従について分析した。特に「人はなぜ服従するのか?」ということに焦点を当て、支配というものを3つに類型化した。
それは伝統的支配(=伝統的秩序からもたらされた権威への服従)、カリスマ的支配(=カリスマ性を持った指導者への服従)、合法的支配(=制定規制に対する服従)の3つである。そして、ここでも合理性という観点に着目し、近代的な合理的支配形態として官僚制を取り上げ分析を試みたのである。
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by ksnksociology | 2006-04-10 16:54 | 古典的理論

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