社会学理論・研究ノート-大昔の偉い人は何を考えたのかー


ゴッフマン①(日常的行為の意味とドラマトゥルギー)

ゴッフマン(1922~1982)は、日常生活の〈何気ない人間関係〉、社会関係に注目した。彼は人と人とが共に居合わせている場面における立ち振る舞いに関心を寄せ、これら何気ない仕草にもそれなりの意味があることに注目した。そして彼は、こういった複数の人間が出会う具体的状況を観察し、人々が相互行為において自己をいかに伝えるのか、さらにそこから人間関係がいかに結ばれているのかを分析した。

人はある状況の中で、何らかの役割を演じ、「理想の自己」や「偽りの自己」を呈示する。その意味で、相互行為において人は少なからず演技者である。彼は、他者に対して自分の都合のよい自己を呈示する操作をパフォーマンスと呼ぶ。そして、相互行為の要素としての自己と他者をパフォーマー(演技者)オーディエンス(観客)という観点から分析した。これがドラマトゥルギー・アプローチである。この考えの背後には、相互行為はいかに滞りなく行なわれうるのか、すなわち相互行為における秩序維持はいかに可能かという問題意識があった。
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by ksnksociology | 2006-04-17 06:57 | 20世紀の理論(意味学派)

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