社会学理論・研究ノート-大昔の偉い人は何を考えたのかー


クーリー(鏡に映った自我)

アメリカの社会学者、クーリー(1864~1929)は、人間が他者の反応に対する自我の反応として形成される社会的自我(social self)を有するという。このことを説明するために、彼は鏡に映った自我という概念を提示する。これは、人が他者がどのように自己を評価しているかを他者との相互作用によって、すなわち他者との相互作用を通じて知ることになると指摘する。

彼は他者を自己を映し出している鏡と捉え、この他者との相互作用とそこに映し出された反応としての他者の振る舞いを考慮することによって形成される自我社会的自我と呼ぶ。

そして、彼は社会的自我が形成される場である家族、仲間集団、近隣集団などの基本的社会集団第一次集団(primary group)と呼ぶ。この第一次集団は成員間の親密で対面的な結びつきによって成立しており、連帯感と一体感を持ち、幼児期の道徳的意識が形成される社会的基盤であり、その結果として社会秩序の形成に貢献していると指摘する。
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by ksnksociology | 2006-06-20 00:40 | 社会的自我の理論

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