社会学理論・研究ノート-大昔の偉い人は何を考えたのかー


文化の概念と定義

文化とは人間が後天的に獲得し、発達させるものであり、集団的、社会的環境にその多くを負っている。そして、文化は学習を通じて獲得され伝承されるところにも特徴がある。その構造は複合的であり、かつ、そこで一定のパターンが見られるものである。文化は人間の集団生活に密接に関係しており、そこには潜在的にしろ顕在的にしろ、集団性、社交性が反映されたものなのである。

文化に関する定義としては主に4つある。

文化を複合的全体と考えるE.Bタイラーは「広い民族誌的意味において理解すれば、知識、進行、芸術、法、習慣及び、人間が社会の成員として身につけたその他の才能、習性から成り立つ複合的全体」と定義し、また文化を分有、伝達されるものと考えるリントンは「習得された行動と行動の諸結果との総体であり、その構成要素は成員によって分有され伝達されるもの」と定義する。

また、生活様式に注目したハースコヴィッツは「文化は一団の人々の生活様式であり、一方、社会とはある生活様式に従う諸個人の組織化された集合体である。社会は人々の組成であり、彼らの振舞い方が文化である」というものや、価値に注目したクローバーとクラクホーンによる「文化とは行動に関する、また行動のための明示的もしくは暗黙裏に存在するパターンからなる。それはシンボルによって習得伝達されるものであり、文物としての具体的表現を含みつつ人間集団に特有の業績を作り上げる。文化の中核は伝承された観念及びそれに付与された価値である」という定義がある。
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by ksnksociology | 2006-06-20 05:25 | 文化論

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