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社会学理論・研究ノート-大昔の偉い人は何を考えたのかー


ハバーマス(批判理論・コミュニケーション的行為の理論)

ハバーマス(1929~)はマルクス主義を批判的に継承しているフランクフルト学派の第2世代と位置づけられる社会学者、社会哲学者である。批判理論と呼ばれるフランクフルト学派の理論的立場に立ち、資本主義社会の矛盾を暴き出し、近代合理性の分析にその視座を向け独自の社会理論を提示する。
彼はまず、人々の社会生活の基盤である相互行為に着目し、相互行為と労働・目的合理的行為との関係を問い直す。そして、言語行為論の成果を援用し、独自のコミュニケーション的行為の理論へと議論を展開した。

また、彼は、資本主義社会の矛盾として、現代社会の抱えたシステムと生活世界の問題を主題化する。彼は社会的行為を<道具的行為><戦略的行為><コミュニケーション的行為><討議><シンボル行為>に区分し、特に対人行為として<戦略的行為>と<コミュニケーション的行為>の問題を取り上げた。前者は効率性を求める管理・操作的行為であり、後者は合意や了解を求める行為を指している。
そして、現代の日常生活の中では、システム化が進み、戦略的行為が増大していき、人間自体が疎外される事態を問題視した。これを彼は特にシステムによる生活世界の植民地化と呼び、近代の病理現象とみなした。
by ksnksociology | 2006-04-21 04:53 | 現代の社会学理論

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